普段の診療中に受ける患者さんからの相談の中には、親知らずに関するものが非常に多いです。
みなさん、漠然と周りの人から抜いたほうがいいとか、抜いたら腫れていたいとか、いろんな情報を聞いていて、何となく不安に感じていらっしゃるようです。
そこで、今日は親知らずについてお話をしたいと思います。
親知らずは一番最後に一番後ろに生えてくる奥歯です。
普通、永久歯は12歳頃には生え揃いますが、親知らずは15歳以降に生えてくることが多い歯です。
もともと親知らず自体が存在せず、生えてこない人もいらっしゃいます。
実は私も最初から親知らずが1本もありません。
親知らずの有無はレントゲンを撮ると知ることができます。
最近は食生活が変わり、昔に比べて顎の発達が充分でないため、親知らずの生えてくるスペースが無いことが多くなっています。
そのため、斜めに生えてきたり、顎の中に埋まったままで生えてこない人も多くいらっしゃいます。
親知らずを抜く、抜かないの話をする時に、大事なのはその親知らずがお口の中で悪影響になっているかどうかです。
特別問題がなければ抜く必要はありません。
こういった場合には親知らずを抜く必要はありません。
(1)上下の親知らずが正常に生えていて、しっかり噛み合っている。
正常に生えていてしっかりと噛み合っていれば、歯としての機能をきちんと果たしていますので、抜く必要はありません。
ただし、重度の歯周病やむし歯がある場合は、抜いた方が良いこともあります。
(2)手前の大臼歯が失われているか、将来的に失う可能性がある。
手前の大臼歯が失われたときに、親知らずを移植して機能させることができる場合があります。
このように親知らずを有効活用できる可能性がある場合には、抜かずに温存した方が良いことがあるのです。
(3)完全に歯肉の中にもぐっていて、痛みなどがない。
完全に歯肉にもぐっていて生えてきていない、痛みがまったくない親知らずなら急いで抜く必要はありません。
次回、どういった場合は抜いたほうがいいのかについて説明をしたいと思います。
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http://www.eternal-dc.com/
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